スタッフ
リハビリ部の理学療法士です。
病院の廊下を患者さんと歩いていて、湿気でつまずいてしまうのを見ると、梅雨時の影響の強さを感じます(^-^;
患者さんと歩くことに関してですが、病院でのリハビリ、在宅にうかがって行う訪問リハビリでは、ご本人が了解されれば歩く練習を行います。
何にもつかまらずに歩ける方もおられますが、何らかのささえが必要な方もおられます。
支えが必要な方にとっては1本杖を持って歩く方が、脚の多い歩行器を使って歩くより難しい事が多いです。
杖や歩行器といった補助具を使っても自分だけの力で歩けない方、転んでしまう方が多くおられます。
すると独りでは歩けないために、歩くことをしない生活になります。
そこでリハビリ部の職員は患者さんの体に良い影響があったり、歩く力が伸びそうな方には、歩く練習の了解を得ます。
嫌な想いをせずに練習できるように適切なやり方を準備し、必要なお手伝いをします。
そうして行った練習の際に、昔ご本人が使っていた杖で職員の少しの介助で3m歩けたり、
1週間振りに訪問リハビリで脚を振り出す介助で歩いた時には、患者さんは感情がとても動いているように思います。
中には「歩けたね!」と自信を得た表情をしたり、「あー、1週間振りに歩いた!」と大きな声の後に笑われる方もおられます。
生活の中では短い時間の出来事かもしれませんが、そうした体と感情が前向きに動く事の積み重ねで、穏やかな生活が成り立つ気がします(^^♪
一緒に歩いて良かったなと思って頂けるように、準備にも時間をかけ、必要な介助・支援をしたいと思います!