スタッフ
こんにちは、リハビリ部PTです。
リハビリ部では必要と思われる場合、患者さんと退院10日前にご自宅へ共にうかがい、生活動作や環境の評価を行っています。
最近その機会に感じた事を記します。
入院患者さんはご自宅へ数週間帰れていないと、本当にうちに帰れるのかとても心配になっておられます。
そうしたとき、退院前の自宅訪問の予定が立つととても安心され、外出に向けて前向きな入院生活を送られました。
そして実際に自宅に外出されると退院後に行う家事動作、トイレへの移動などの生活動作をご本人自身も本当にできるのかが確認でき、
そのことで病院に戻った後は課題となった動作練習により積極的に取り組まれるといった良い循環が生じるように思います。
自宅への訪問はご本人の精神的な活動が高まるという意義だけでなく、ご家族さまへのプラスの影響もあるように感じました。
外出時の様子により、ご家族は退院後の生活が想定できますし、
また久しぶりのご自宅なので「患者さんに少し長いさせてあげたい」と
思いやりの気持ちを持たれる場面に立ち会うと、この時間はとても大切なのではないかと思いました。
退院支援に関わっている時、私とすれば医療従事者側の意義に思いが向きがちになってしまうのですが、
自分ではない方の気持ちや有益にも目を向けることを頭に置くことを忘れないでいたいと思いました。